DVDプレーヤー
 
同じ職場の人から預かったDVDプレーヤーです。
スタンドをつけて縦型に置くもので、子供さんが間違ってテレビの上から落としたとのことでした。
なるほど反対側のカバーの一部が欠けています(矢印)。
DVDのドライブは右側についているので、とりあえずこわれていない右側のカバーをはずしてみましたが、案の定中カバーが付いていました。
中カバーをはずしてDVDのドライブが見えるようになりました(下)。
左側からDVDを出し入れしてみると、入っていくことは行くのですが、矢印のコーンが下がりません。
よくみると、コーンとDVDの中心がわずかですがずれています。
最初はこれが原因でコーンが降りないのだとばかり思っていました。
ディスクロード機構をはずしてコーンのシフト機構が見えるようにしたところです。
右上にあるシャフトが水平に動くアームに組み込まれたカムでアップダウンする構造ですが・・・?。
ここで!発見!。
そのアームの左端が曲がっています。
これはもしかすると落としたときの衝撃によるものなのかもしれません・・・?が何にぶつかったのかなぁ?。
写真には写っていませんが駆動用のモーターのギアともかみ合っていません。
そのシャフトを真っ直ぐになおしたところ、正常に左右に動くようになりました。
上の写真と比べると先端が右に移動しているのがわかると思います。
駆動用のモーターのギアともかみ合いました。
上の部分を直して元どうりに組み立ててみましたが、どうしてもローディングがうまくできません。
致命的だったのがこのローディングローラーの空回りです。
左上のギアで駆動してこのローラーを回すのですが、中心の金属シャフトは回転しています。
ところが表面のゴムの部分がその金属シャフトと分離していて、ちょっと負荷がかかると空回りしてしまいます。
これは落とした衝撃でなったとは思えないのですが・・・。
全長10センチ前後もあるローラーなので、この全長を接着剤で止めることはできません。
残念ながらこれ以上の修理は無理のようです。
    

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