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チャッタクッキーをはじめて分解すると
こんなふうになっています。
この写真は、おもちゃドクター木本さんから頂いた
ものです。
クッキーの全体的な構造がよくわかります。
木本さんから教えて頂いたのですが、電池ボックス(底ふた)には、リードスイッチがあり、「電池ボックスのふたを閉めないと、主スイッチを入れても電源が入りません」ので要注意です。
(リードスイッチの拡大写真)
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内部にあるエレベータ機構部分を取り出したいのです
が、この頭部を外さないと無理のようです。
上あごの部分がネジ止めになっています。まず
これを外します。
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やっと頭部が外れました。白い部分は、ネジと、更にツメによる接続となっていました。
上下に伸縮するエレベータ部分は先端のネジでつながっていました。
エレベータ部分を取り出すためにはまず、このネジを外します。 |
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頭部側写真です。ツメをとめる穴(四角)が見えます。
右下にはネジ止めの部分がみえます。
頭部にはモーターが入れられており目を白黒に動かします |
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エレベータ部分をとめているツメ(2ヶ所)を外します。
下からみるとリセットスイッチがよくわかります。 |
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エレベータ部分の全体です。今回の主な原因は、モーター部分への電源供給ライン(青)が断線していた
ことです。
※この写真はハンダ上げしたあとのものです。 |
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スピーカー部分です。下は凹部に差込むようになっています。
スピーカーの上にあるのは、輝度センサーです。ここを塞ぐとチャッタくんは、暗くなったと感知します。
全体的に、配線が短く細いので、分解する途中で断線が起こりやすいです。
※そのためにもデジタル写真が重宝します。 |
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チャッタくん本体をのせる部分です。電池ボックスと接続する部分は、ゴムブッシュを介してネジ止めします。 |
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チャッタくんが入っているバケツの内側です。フタを叩いてチャッタくんと会話するために振動を感知するセンサ(音センサ)への配線です。
※ 今回の修理では、ネジ頭が舐めてしまいネジをすべて外すことができず、センサを取出すことができませんでした。 |
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さて、ここからは組立てです。まず、頭部のネジをとめていきます。 |
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アゴの部分をネジとめします。 |
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エレベータ部分と頭部をつなぐネジをとめます。 |
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構造が「入れ子」になっているのがよく分かります。 |
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エレベータ部分を「入れ子」に組立てます。
この上に、クッキー本体をかぶせ頭部をつなげます |
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頭部を差込み、さらにネジとめします。
※写真下側が頭部です。 |
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チャッタくんの裾の部分をとめます。はじめは、セロテープで仮とめしてみましたが、最終的には、両面テープで仮とめしその後でネジとめしました |
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主基盤の電源供給ラインが断線してしまったので、修理しやすくするためリード線をつぎ足して少し長くしました。 |
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エレベータ部分を組み立てたら、基盤を凹部に差込みます。このとき、スピーカー部分も組み立てます。※ 写真は、チャッタくんの裾を組み込む前の状態のものです。 |
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主スイッチはこのようにとめます。
※ 写真はリード線修復前のものです。 |
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バケツ部分を組み立てるとこうなります。ただし、バケツを組立てるには、少しコツがいります。スピーカー部分や、エレベータの底部分を、ネジ穴とキチンと合わせる必要があり、最適箇所を探すとストンと合います。 |
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仮に組上げてみた状態です。なんとなく格好ができてきました。実際にテストするには、電池を入れて電池ボックスのフタを閉め、リセットスイッチを1回押して、主スイッチを入れるとチャッタくんが起動し、初期設定を要求してきます。 |
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バケツにフタを取付けました。この状態で、上記のように@電池を入れる(単2×3個)A底にあるリセットスイッチをおすB主スイッチを「TALK」に入れると順番に実行します。すると、チャッタくんが起動しておしゃべりを始めます |
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こんなふうに動き出したら修理成功です。「どうもお疲れ様でした」「色々と教えて頂いた、先輩おもちゃドクター木本さん、大高さんに感謝致します」 |